厳選!シリア観光の前に知っておくべきポイントは?

シリア・アラブ共和国

シリアについて

シリア・アラブ共和国は中東に位置する国で、トルコ、イラク、ヨルダン、イスラエル、レバノンと国境を接しています。長く複雑な歴史を持つ国であり、数多くの戦争や紛争の舞台となってきました。

1946 年、フランスのシリア委任統治が終了した後、シリア アラブ共和国が設立されました。この国は統一共和国であり、国家元首は大統領です。現在の大統領は、2000 年から権力を握っているバッシャール・アル・アサドです。

シリアは人口約2200万人のアラブ人が多数を占める国です。人口の大半はスンニ派のイスラム教徒であり、キリスト教徒やその他の宗教団体は少数派です。国の公用語はアラビア語ですが、クルド語、アルメニア語、トルコ語も話されています。

シリアの経済は主に農業に基づいており、小麦、大麦、綿花、オリーブが主な作物です。国はまた、主要な収入源である重要な石油埋蔵量を持っています。観光も経済の重要な一部であり、古代遺跡やモニュメントを見に多くの観光客が訪れます。

シリア・アラブ共和国は、長年にわたって数多くの戦争や紛争に関与してきました。 2011 年、この国は内戦に巻き込まれ、何百万人もの人々が家を追われました。紛争は続いており、終わりが見えません。

シリア・アラブ共和国は、長く複雑な歴史を持つ国です。数々の戦争や紛争の舞台となっており、現在は内戦の真っただ中にあります。進行中の紛争にもかかわらず、この国には豊かな文化と活気に満ちた経済があります。探検する価値のある国であり、提供できるものがたくさんある国です。

シリアの物価と通貨

シリアの通貨はシリア・ポンド(SYP)です。ただし、シリア内戦の影響で、シリア・ポンドの価値は大きく下落しています。2011年以降、シリアの通貨価値は急速に低下し、インフレ率も非常に高くなっています。

2011年には1米ドル=50 SYP程度でしたが、2021年現在では1米ドル=1250 SYP程度になっており、大きな価値の下落が起こっています。このため、シリアの物価も急激に上昇しており、多くの人々が生活に苦しんでいます。また、シリア内戦により経済が打撃を受け、失業率も高くなっています。

そのため、シリアでは物資が不足しており、物価も非常に高い状況が続いています。特に食料や医薬品の価格は高騰しており、多くの人々が貧困状態に陥っています。また、シリアの物価が高いため、外貨を持っている人々は、海外からの輸入品や高級品を購入することができますが、大多数の人々は生活に必要なものすら手に入れることができない状況にあります。

シリアでの通信手段

シリアでは、多くの携帯電話会社がSIMカードの販売やレンタルサービスを提供しています。また、多くのホテルやカフェ、レストランなどでは、無料のWi-Fi接続を提供しています。

以下は、シリアで利用可能なSIMカードやWi-Fiルーターのレンタルサービスの例です:

  1. Syriatel – シリア最大の携帯電話会社の一つで、SIMカードの販売やレンタルサービスを提供しています。SyriatelのSIMカードは、主要都市や観光地で広く利用可能で、モバイルデータプランも提供されています。
  2. MTN Syria – もう一つの大手携帯電話会社で、SIMカードの販売やレンタルサービスを提供しています。MTN SyriaのSIMカードは、主要都市や観光地で広く利用可能で、モバイルデータプランも提供されています。
  3. Syrian Telecom (STE) – シリアの国営通信会社で、SIMカードの販売やレンタルサービスを提供しています。STEのSIMカードは、主要都市や観光地で利用可能です。
  4. Wi-Fiルーターレンタルサービス – 多くの場合、ホテルやレストランでは無料のWi-Fi接続が提供されていますが、モバイルルーターのレンタルサービスも利用可能です。一例として、Wi-Fiルーターレンタルサービスを提供するSyria4Gという会社があります。

なお、シリアは内戦が続いているため、インターネットや通信インフラが破壊されることがあります。また、政府がインターネットや通信を規制することもあります。そのため、シリアを訪れる際は、旅程や通信プランを慎重に計画し、現地の情勢を注意深く調べることが重要です。

シリアの言語と挨拶

シリアの公用語はアラビア語です。以下は、シリアで使われる一般的な挨拶文とその発音です。

  1. こんにちは – مرحباً (marhaban) – 発音: mar-ha-ban
  2. おはようございます – صباح الخير (sabah al-khair) – 発音: sa-bah al-khayr
  3. こんばんは – مساء الخير (masa’ al-khair) – 発音: ma-sa’ al-khayr
  4. ありがとう – شكراً (shukran) – 発音: shoo-kran
  5. ごめんなさい – آسف (asif) – 発音: ah-sif
  6. はい – نعم (na’am) – 発音: nah-am
  7. いいえ – لا (la) – 発音: lah

これらのフレーズは、アラビア語が話せなくても、発音を覚えることで十分な印象を与えることができます。また、地元の人々は、外国人が自分たちの言葉を話そうとしていることを非常に高く評価する傾向があります。

シリアの食事と料理

シリアの食文化は、中東の伝統的な料理と豊富な地中海料理の影響を受けています。以下は、シリアでおすすめの料理と飲み物の例です。

  1. フムス(Hummus) – ガルバンゾ豆、タヒニ、オリーブオイル、レモン、ガーリックなどを混ぜ合わせたペースト状の料理で、ピタパンや野菜などに付けて食べます。
  2. マンガル(Mangal) – シリア版のバーベキューで、羊肉、鶏肉、野菜などを炭火で焼いた料理です。
  3. ムハンマラ(Muhammara) – ウォールナッツ、ピーマン、ブレッドクラム、タマネギなどを混ぜ合わせたディップで、ピタパンや野菜などに付けて食べます。
  4. ババ・ガヌージュ(Baba Ghanoush) – オリーブオイル、レモン、ガーリック、タヒニ、焼いたナスなどを混ぜ合わせたディップで、ピタパンや野菜などに付けて食べます。
  5. ファッタ(Fatta) – ヨーグルト、パン、ガーリック、松の実、スパイスなどを混ぜ合わせたスープで、しばしばラム肉や鶏肉を添えて食べます。
  6. アラク(Arak) – アニス風味の蒸留酒で、水とともに氷で冷やして飲むのが一般的です。
  7. マテ茶(Matte) – シリア、レバノン、イランなどで人気の高い緑茶で、口に咥えてストローで吸って飲みます。

以上の料理や飲み物は、地域や店舗によって異なる場合がありますが、シリアを訪れた際には、是非味わってみてください。

シリアの気候と服装

シリアは地中海性気候と乾燥気候の両方があります。地中海沿岸部では、冬は比較的温暖で湿度が高く、夏は乾燥して暑いです。一方、内陸部では、夏は非常に暑く乾燥しており、冬は寒く湿度が低いです。

したがって、訪問時には季節に合わせた服装が必要です。夏には軽い服装がお勧めで、冬には防寒着が必要です。特に内陸部を訪れる場合は、夜間に気温が急激に下がることがあるので、防寒対策をしっかり行うことをお勧めします。

また、シリアはイスラム教国家であるため、訪問時には適切な服装が必要です。特にモスクなど宗教施設を訪れる場合には、肌を露出しない服装が必要です。女性はヒジと膝を覆う長めのスカートやパンツ、袖が長めのシャツやブラウスを着用することをお勧めします。男性は半袖のTシャツやタンクトップなどは避け、袖が長めのシャツやカジュアルなポロシャツを着用することをお勧めします。また、靴は脱ぐことが多いため、簡単に脱ぎ履きできるものを選ぶと便利です。

シリアの治安と情勢

シリアは長年にわたり紛争地域となっており、治安情勢は不安定です。2011年から続く内戦は、政府軍と反政府勢力の戦いや、外国勢力の介入などが続き、多数の死傷者が出ています。特に、反政府勢力やテロ組織による攻撃、人質事件、爆弾テロなどが発生することがあります。また、地雷や未爆弾にも注意が必要です。

現在は、政府軍が主要都市を制圧しているものの、まだ一部地域では反政府勢力が存在しており、治安情勢は不安定です。特に、国境付近や反政府勢力の支配地域、政府軍と反政府勢力の戦闘が発生する可能性が高い地域では、治安情勢が悪化しています。

また、シリアはテロ組織の活動拠点としても知られており、アルカイダ、ISILなどのテロ組織が活動しています。訪問前には、外務省や在シリア日本大使館の情報を確認し、安全対策を十分に講じることが重要です。

なお、シリアには外国人に対する誘拐事件が発生することがあります。訪問前には、安全面に関する情報を十分に確認し、現地の情勢に合わせた対策を講じるようにしましょう。

シリアの宗教と文化

シリアは、イスラム教が主流であり、シーア派とスンニ派の両方が存在しています。また、キリスト教やユダヤ教の信仰者もいます。シリアは、歴史的に多様な宗教が共存する地域として知られています。

シリアの文化は、中東地域の他の国々と同様に、豊かな歴史と伝統を持っています。シリアの古代都市パルミラは、世界遺産に登録されているように、かつての栄華を物語る遺跡が残されています。また、アラビア語圏で最も影響力がある文学作品の多くが、シリア出身の作家によって書かれています。さらに、シリアは、伝統的な手工芸品や料理、音楽、ダンスなどの文化を持っています。

シリアの宗教と文化は、政治的な状況によって影響を受けることがあります。内戦以前は、多様な宗教や文化が共存する、比較的開かれた社会であったとされています。しかし、内戦の影響により、多くの人々が国内外に避難し、文化的交流や伝統の継承が難しくなっています。

シリアの交通手段

シリアには、バス、タクシー、地下鉄、トラム、およびレンタカーなどの交通手段があります。

バスは、シリア国内で最も一般的な交通手段であり、多くの都市で運行されています。都市間バスは、主要な観光地や都市を結ぶ路線があります。バスは安価で、比較的頻繁に運行されていますが、混雑が問題となることもあります。

タクシーは、都市内や都市間での移動に利用されます。タクシーは、基本的に交渉制で、値段が高めに設定されることがあるため、事前に値段を交渉することが重要です。

地下鉄は、首都ダマスカスにのみあり、比較的新しく清潔で安価です。トラムは、アレッポにあるものの、内戦により運行が中断されています。

レンタカーは、シリアでの移動手段として選択肢の1つですが、安全上の理由から推奨されていません。運転は、都市部での混雑や、車両の状態が悪いこともあるため、注意が必要です。

また、シリアは自転車の利用にはあまり適していない国とされています。交通法規が不十分であり、車やバイクによる事故が多発しているため、自転車利用はお勧めできません。

シリアの主要都市

シリアの主要都市は以下の通りです。

  1. ダマスカス:シリアの首都であり、世界でも最古の都市の1つです。ダマスカスには、数多くのイスラム教やキリスト教の史跡や建築物があり、美しい庭園や市場もあります。また、ダマスカスは、シリアで最も発展した都市の1つであり、多様な文化、料理、ショッピング、ナイトライフが楽しめます。
  2. アレッポ:シリア第2の都市であり、歴史的なシルクロードの中心地の1つとして知られています。アレッポには、多くの古代都市、城壁、モスク、キリスト教会、スーク、美術館、そして美味しい食べ物があります。しかしながら、内戦により観光業は減少しており、一部の地域では破壊が進んでいます。
  3. ホムス:シリア中部に位置し、古代ローマ時代の遺跡が多く残っていることで有名です。市内には、ローマ劇場、バイラム寺院、クラック・デ・シュヴァリエ城などがあります。また、市内の旧市街には、美しいモスク、キリスト教教会、伝統的なアラブの邸宅、市場があります。しかし、内戦により観光業は停滞しており、市内には破壊された建物や戦禍の跡が残っています。

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